平成22年度 第47回全国大学選手権大会 【近畿大学−慶應義塾大学】
日時:2010年12月19日(日) 12時00分キックオフ 天候:晴れ
場所:近鉄花園ラグビー場T 先蹴:慶應義塾大学
レフリー:堀江 学 観客人数:4421名
1 松永 祐八
2 松永 辰哉
3 吉本 辰巳
4 米本 侑人
5 紀 皓之
6 小林 亮太
7 星本 泰憲
8 山田 拓実
9 吉田 一機
10 渡邊 真人
11 小田 良介
12 李 亮幸
13 木田 亮
14 島 直良
15 橋本 篤輝
16 横下 翔
17 山本 幸輝
18 木村 拓樹
19 服部 篤宜
20 高山 裕太
21 神田 達可
22 辻井 良治
近畿大学



慶應義塾大学



0 前半 26
7 後半 17
7 合計 43
T G PG DG    T G PG DG
0 0 0 0 前半 4 3 0 0
1 1 0 0 後半 2 2 1 0
反則
PK FK PK FK
8 1 前半 2 1
5 0 後半 4 0
13 1 合計 6 1
※メンバー表の白抜き数字はキャプテンを表す
1 半田 恭平斗
2 高橋 浩平
3 古田 哲也
4 栗原 大介
5 村田 毅
6 柴田 翼
7 高橋 立寛
8 立石 真也
9 古岡 承勲
10 高島 大地
11 三木 貴史
12 竹本 竜太郎
13 増田 慶介
14 児玉 健太郎
15 小川 優輔
16 金子 大介
17 土岐 昇平
18 佐藤 大朗
19 明本 大樹
20 小斉平 聖人
21 落合 陽輔
22 和田 拓
シンビン・退場
後半6分 Y 11 三木 危険なタックル
選手の交替
前半23分 12 21 ×
後半5分 7 19
後半15分 9 20
後半16分 1 17
後半19分 15 22
後半21分 4 18
後半26分 6 16
後半0分 5 18
後半9分 12 21
後半18分 9 20
後半19分 1 17
後半33分 8 19
後半36分 2 16
△:交替 ×:負傷 ○:出血
前半得点経過
前半 チーム 選手 種類 得点
3分 慶應大 14 T 0-5
4分 慶應大 10 G 0-7
16分 慶應大 15 T 0-12
17分 慶應大 10 G 0-14
30分 慶應大 2 T 0-19
36分 慶應大 12 T 0-24
37分 慶應大 10 G 0-26
後半得点経過
後半 チーム 選手 種類 得点
9分 慶應大 10 PG 0-29
25分 慶應大 10 T 0-34
26分 慶應大 10 G 0-36
33分 近畿大 21 T 5-36
34分 近畿大 8 G 7-36
39分 慶應大 13 T 7-41
40分 慶應大 10 G 7-43
中島 茂監督 観戦記
6年ぶり8回目の大学選手権に出場でき、大変嬉しく思います。慶應大学は日本ラグビーのルーツ校であり、早稲 田、明治とともに大学ラグビー界を牽引してきた名門チームである。サイズは大きくないが「速さ、強さ、そつの なさ」と「魂」の入った「鋭く低いタックル」が売りである。死角のないチームに対し、近大は相手のリズムを 崩すにはプレーシャーを掛け続け、ミスのないプレーで一瞬の隙を突いて闘わなくてはならない。
近大の先蹴りでキックオフ、6年ぶりの出場というブランクなのか、選手の動きは思っていたより硬い。慶應は パスが早く正確、そして無駄のない動きでチャンスを作り終始慶應ペースで進行している。近大は慶應の波状攻撃 にもよく対応しているが、防御疲れから攻撃に転じた時に余裕がなくパスミス等で連続攻撃ができない。唯一、敵 陣20m付近のラインアウトモールからゴール前まで押し込むが堅い防御にトライを奪えず、0-26で前半が終了。肩で 息するFW陣は疲労困憊の様子であるが、2000名の近大応援団に応えるためにも奮起してもらいたい。後半は、FWが 力を振り絞って縦攻撃から勢いをつけ主導権を握り、アタック力のある高山、辻井から流れを作りたい。硬さの 取れた選手達は、熱い声援を一身に受けて体を張り、ワントライに掛ける気概が伝わってくる。33分、交代出場 のFB辻井がステップワークとハンドオフで2選手をかわしてゴール前までゲインしてラックになり、SH高山から 交代出場のCTB神田が防御の隙間を走りこみ執念のトライを奪う。最終的には7-43の大敗だったが、後半は互角に 闘えノーサードまで闘う気概を見せた近大選手に拍手を送りたい。
今季の躍進は紀主将を抜きに語れず、4年生のチームワークも後押しした最良の学年であった。最後に、昨年Aリ ーグ昇格に尽力した卒業生なしに語れないことも付け加えておく。

Aリーグ復帰の一年間、近畿大学体育会ラグビー部とともに青春していただけた支援者の皆様方には、ご声援あり がとうございました。来季もこの経験を踏まえ、皆様方の期待に応えることができるチーム作りを目指し精進いた します。